ローマでの外食は、この街を訪れる大きな楽しみのひとつ。地元の習慣をいくつか知っておくと、さらに楽しくなります。ローマの人たちは、いつ食べるか、食事をどう組み立てるか、何と何を合わせるかについて、はっきりとした考えを持っています。お客さまにとって厳しいルールというわけではありませんが、知っておけば地元の人のように注文でき、ローマ流の食事を楽しめます。
ローマの人はいつ食べる?
ローマのランチはたいてい12:30から13:30のあいだに始まり、15時ごろまで続くことも珍しくありません。ディナーは多くの国より遅く、一般的には19:30か20:00から。夏の夜には、21:00を過ぎてから席に着くこともよくあります。食事と食事のあいだにはアペリティーヴォ(aperitivo)があります。夕方の早い時間に、ちょっとしたおつまみとともに一杯楽しむ習慣です。半端な時間におなかが空いたら、一日中キッチンを開けている店を探しましょう。カンポ・デ・フィオーリ広場(Campo de' Fiori)のOsteria Tavola Magnaでは、毎日9:00から2:00まで料理をお出ししています。
ローマの食事の組み立て方
伝統的なイタリアの食事は、決まった順番でコースが進みます。
- アンティパスト(Antipasto):前菜。ブルスケッタ、ハムやサラミとチーズ、あるいはスップリ(supplì:ライスコロッケ)などの揚げ物を、みんなでシェアすることが多いです。
- プリモ(Primo):第一の皿。たいていはパスタ、リゾット、スープです。
- セコンド(Secondo):肉や魚のメインディッシュ。単品で出されます。
- コントルノ(Contorno):野菜やじゃがいもの付け合わせ。セコンドに合わせて別に注文します。
- ドルチェ(Dolce):デザート。そのあとにエスプレッソが続きます。
すべてのコースを注文する必要はありません。プリモとコントルノだけ、あるいはシェアするアンティパストとセコンドだけ、というローマの人も多くいます。地元の人がまずしないのは、パスタを付け合わせとして扱うこと。パスタはそれだけで独立した一皿なのです。
ローマの四大パスタ
ローマでひとつだけ試すなら、この街が誇る四つのパスタ料理です。グリーチャ(gricia)はグアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬け)、ペコリーノ・ロマーノ、黒胡椒の組み合わせ。カルボナーラ(carbonara)はそこに卵黄を加え、アマトリチャーナ(amatriciana)はトマトを加えます。そしてカチョ・エ・ペペ(cacio e pepe)は肉をまったく使わず、ペコリーノと胡椒だけ。本場のレシピには、生クリームもニンニクも決して入りません。これらの料理やほかのおすすめ料理については、Tavola Magnaで何を頼むかのガイドで詳しくご紹介しています。
一週間のローマ料理
昔のローマの家庭は、今もよく引用されることわざにまとめられた一週間のリズムに従っていました。"giovedì gnocchi, venerdì pesce, sabato trippa"、つまり木曜日はニョッキ、金曜日は魚、土曜日はトリッパ(牛の胃袋)です。季節も同じくらい大切です。ローマの人たちは冬から春にアーティチョーク、初夏にズッキーニの花を食べ、野生のチコリはほぼ一年中食べます。多くの料理は、主役の食材がいちばんおいしい時期にだけメニューに登場します。
コーヒー、水、ワイン
ローマの人たちがカプチーノなどのミルク入りコーヒーを飲むのは朝、朝食のときです。食後は短いエスプレッソが習慣で、単にun caffè(ウン・カッフェ)と呼ばれます。水を頼むと、naturale(ガスなし)かfrizzante(ガス入り)かを聞かれます。ワインは特別な機会のものではなく、食事の一部。ハウスワインのカラフェや、地元産の白か赤をグラスで一杯というのは、ランチでもディナーでもごく普通のことです。
注文、支払い、チップ
イタリアでは、お客さまを急かすのは失礼とされているため、こちらから頼むまでウェイターは伝票を持ってきません。準備ができたら"il conto, per favore"(お会計をお願いします)と言うだけで大丈夫です。チップは、一部の国のように当然のものとはされていません。良いサービスへのお礼に数ユーロ置いたり、端数を切り上げて支払ったりすると喜ばれますが、決して必須ではありません。カードはほぼどこでも使えますが、ちょっとした買い物のために少し現金を持っておくといつも安心です。
役に立つフレーズ
- Un tavolo per due, per favore:二人用のテーブルをお願いします。
- Che cosa ci consiglia?:おすすめは何ですか?
- Sono allergico a…/sono allergica a…:私は…のアレルギーがあります(男性/女性の言い方)。
- Il conto, per favore:お会計をお願いします。
- Era tutto buonissimo!:すべてとてもおいしかったです!
実践してみましょう
ローマ流の食べ方を身につけるいちばんの方法は、実際にテーブルにつくことです。Campo de' Fiori 34/36の私たちの店で、ローマの四大パスタ、サルティンボッカ(saltimbocca)、旬のアーティチョーク、自家製ティラミス(tiramisù)をぜひ味わってください。食物アレルギーや不耐症がある場合は、オンライン予約の際かご注文の際にお知らせください。スタッフが料理選びをお手伝いします。Buon appetito!(召し上がれ!)